ロボット通信Vol.148 ー ファナック製ロボットのグリス交換手順とその必要性 ー
2024.02.17
弊社で定期発行しておりますロボット通信についてご紹介いたします。
このロボット通信はメールマガジン登録を頂いているお客様や以前に名刺交換をさせていただいた
お客様へ配信させていただいております。
ロボットに関する様々な情報を発信しており多くのお客様にご愛読いただいております!
今回の内容は・・・
・「ファナック製ロボットのグリス交換の重要性とその手順!」
・「自動グリス交換ユニット開発中!」
以上の2点となっております。
今月のトピックス:ファナック製ロボットのグリス交換の重要性とその手順!
産業用ロボットは消耗部品の集合体といえますので、安定した生産を行う為には、定期的なメンテナンスや点検が不可欠となります。
実際にどの産業用ロボットメーカーも取扱説明書や保守説明書に、外観の損傷確認やモーターの異音・発熱・振動の有無の確認等、
毎日実施するべき日常点検から、1か月に1度、1年に1度実施するべき点検内容まで明記されております。
中でも一般的に3~4年に1度の周期で実施するべき減速機グリスの交換は特に重要なメンテナンスとなります。
それはロボット用減速機が一般的に15~25万円程度の高額部品であり、納期に1~2か月程度かかる場合があるからです。
つまり、もし減速機が原因で急にロボットが故障した場合、高額な修理費用とライン復旧に1か月以上の時間がかかる場合があります。
ですので、減速機の故障は、産業用ロボットを取り扱う上で最も避けるべきであり、その為に一番効果的な作業が減速機グリス交換です。
定期的に減速機グリスを交換することによりモーターや減速機への余分な負担を軽減させることができ、減速機の寿命を延命できるようになります。
実際に定期的に実施することで10年近く減速機が故障しなかったというケースもございます。
ファナック製ロボットのメンテナンスのご相談はロボットメンテナンスのプロ集団である弊社までお問合せ下さい。
グリス交換の手順は下記QRコード or リンクから!
ロボット本体のグリスは経年劣化により、動作に悪影響を及ぼしますので定期的な交換が必要です。
交換したグリス内にどの程度の鉄粉が含まれていたか専用の測定器で計測し、劣化状態を確認することができます。
今月のつぶやき:自動グリス交換ユニット開発中!
現在弊社では、ファナックロボットの減速機グリス交換を正確に自動で交換作業ができるツール「 自動グリス交換ユニット 」を開発中です。
手作業でグリス交換をされている保全様に活用頂けるツールですので、続報をお待ちください!
自社事業案内発信サイト「オフィシャルページ」https://www.shoeitechno.co.jp/
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