ロボット通信Vol.144 ー 外部の振動や音の影響を受けない! 高調波センサーによる予知保全 ー
2023.10.10
弊社で定期発行しておりますロボット通信についてご紹介いたします。
このロボット通信はメールマガジン登録を頂いているお客様や以前に名刺交換をさせていただいたお客様へ
配信させていただいております。
ロボットに関する様々な情報を発信しており多くのお客様にご愛読いただいております!
今回の内容は・・・
・「外部の振動や音の影響を受けない! 高調波センサーによる予知保全」
・「メッセナゴヤ出展決定!」
以上の2点となっております。
今回はパナソニックインダストリーの予知保全商品「 高調波センサーを活用したAI設備診断サービス 」をご紹介いたします。
産業用ロボットにも活用されるモーターやベアリング、ギア等の劣化を故障発生前に検知し、交換を行う予知保全を目指している方は
数多くお見えかと思います。
しかし、これまでの製品は「振動・熱・異音」を検知するセンサーを活用するものが多く、どうしても周辺の外乱の影響により、
正しいデータを取得することが難しいものばかりでした。
ところが、この「 高調波センサー 」は従来のような振動・熱・異音ではなく「 高調波といわれる電流の一領域 」のデータを
取得しますので、外乱の影響を全く受けずに正しいデータが取得することが可能です。
さらに、このセンサーは電流を計測するものですので制御装置内の動力線に取り付けるだけでデータを取得でき、
取り付けも簡単で設備の稼働の邪魔をすることもありません。
このセンサーによって取得した高調波データを専用のAIにより分析し、設備状態を見える化したものが「 AI設備診断サービス」
となります。
このAIの特徴として同じ動作と思われる波形だけを自動でクレンジングする機能がありますので、
様々な動作を行う機械=産業用ロボットであっても正しく予知保全を行うことが可能です。
この製品はこれまで困難だった正確な予知保全を実現できる製品となっております。
メーカーによる無償テスト対応も行っておりますので導入前の検証も行うことが可能です。
高調波センサーの3つの特徴
1.周囲に振動・音があっても影響がないため、 必要な正しいデータだけを取得できる!
2.センサーは制御装置につけるだけでよく、ロボット本体の動きを阻害しない!
3.劣化の現れやすい波形を取得し、より正確なデータ診断ができる!
AI設備診断サービスの特徴
取得したデータの変化度を自動で算出し、正常時との違いを比較できるだけでなく、同じ動作と思われる波形だけを
自動でクレンジングする機能があるため、正しく異常を察知できます。
出展:https://www3.panasonic.biz/ac/j/service_solution/ai-diagnosis/index.jsp
今月のつぶやき:メッセナゴヤ出展決定!
この度、11月8日~10日にポートメッセなごやにて開催される「 メッセナゴヤ2023 」に松栄テクノサービスが出展することが
決定いたしました。
協働ロボットとビジョンカメラを活用した展示物となりますので、ぜひご来場ください!
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