ロボット通信Vol.143 ー 産業用ロボットの寿命と耐用年数とは ー
2023.09.11
弊社で定期発行しておりますロボット通信についてご紹介いたします。
このロボット通信はメールマガジン登録を頂いているお客様や以前に名刺交換をさせていただいたお客様へ
配信させていただいております。
ロボットに関する様々な情報を発信しており多くのお客様にご愛読いただいております!
今回の内容は・・・
・「産業用ロボットの寿命と耐用年数とは?」
・「産業用ロボットには純正部品の活用を!」
以上の2点となっております。
今月のトピックス:産業用ロボットの寿命と耐用年数とは?
税法上で定められた産業用ロボットの耐用年数は使用用途によって3年~17年と大きく異なります。
とはいえ実際にはその期間内しか活用できないわけではありません。
メーカーが修理用部品さえ供給してくれれば、定期的なメンテナンスを行うことによって安定した活用できることがほとんどですので、
「 メーカーの部品供給期限内を耐用年数と同義とする 」という考え方が一般的となっております。
では、産業用ロボットの部品供給期限はどの程度かと申しますとメーカーによって異なりますが、
「 生産終了後10年程度 」であることがほとんどです。
これらのことから「 産業用ロボットの寿命はメーカーの生産終了後10年程度 」といえます。
では、寿命を迎えてしまったロボットはどうすればよいのか?
部品供給期限が過ぎているロボットは修理が必要となった際に「 修理部品がない為、復旧不可能 」となってしまうケースもあるため、
生産においてかなりリスクの高い設備となります。
そこで、そのような産業用ロボットは更新工事を行うことが必要です。
更新工事とは「 設備はそのまま流用しロボットのみを新しい機種に入れ替える 」ことを指します。
そうすることでまだ活用できる設備は活かしながら、部品供給期限の切れたロボットのみ入れ替えることができ、
低コストで今後も安定した設備運用が可能となります。
このような更新工事は弊社でもこれまで数多く請け負っておりますので、老朽化したシステムに関してお困りの方は
お気軽にご相談下さい!
パナソニック製ロボットの部品供給期限は上記のQRコードから!
今月のつぶやき:産業用ロボットには純正部品の活用を!
最近、産業用ロボットにおいても、互換品が市場に出回っておりますが、部品によっては互換品では十分な性能が発揮できず、
生産能力低下・ロボットの劣化促進/故障に繋がります。安定した生産のためにも、純正部品の活用をお願いいたします。