ロボット通信Vol.81 - AIの出来ること出来ないこと -
2018.07.02
弊社で定期発行しておりますロボット通信についてご紹介いたします
このロボット通信はメールマガジン登録を頂いているお客様や以前に名刺交換をさせていただいたお客様へ
配信させていただいております。
ロボットに関する様々な情報を発信しており多くのお客様にご愛読いただいております!
今回の内容は・・・
■■■ AIの出来ること出来ないこと
■■■ IoT技術を活用した生産現場の可視化・一元管理・収集データの活用
を紹介しております。
初めての方はぜひ一度目を通していただけたらと思います
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今月のトピックス:AIの出来ること出来ないこと
AIロボットの進化が凄まじく、日々のニュースを賑わしている昨今ですが、はたして今後AIロボットはどこまでの業務が可能なのでしょうか。
AIロボットでの代替えが見込める業務
アメリカではAIを搭載したロボットでの臨床実験が進んでおり、医師の業務の約8割がロボットで代替えできることが
明らかになってきています。
AIロボットでの代替えが見込みにくい業務
逆に、アパレル業界では既製品を大量生産・大量販売する方式から、顧客それぞれの体型にあったオーダーメイド製品(多品種・少量生産)を販売する動きが加速しています。そうなると、新興国で一括大量生産できた既製品と違って、多様化・細分化した製品作りに対応できる技術力が必要となり、ロボットでの代替えが困難と言われています。
一方、書類整理業務などAI化が容易な印象を持つ「事務職」ですが、実際はAI化が完全には見込みにくい業務だと考えられます。
その理由は、「事務職」には「調整業務」が含まれるからです。
相手の機微を敏感に感じ取りながら行う「調整業務」はロボットでは困難であり、人の存在が欠かせません。
また、今後「事務職」はロボットの「管理・補助」などの業務を兼任することも予測され、実現すればこれまで以上に重要度が増し掛け替えのない存在となることでしょう。
今後AIが進化すれば自ずとロボットの普及率も上昇していきます。
前述のように、ロボットとバランス良く相互補助できる業務こそ、人の存在がより重宝されることになりそうです。
今月のつぶやき:IoT技術を活用した生産現場の可視化・一元管理・収集データの活用
先月開催された「2018国際ウエルディングショー」では、各ロボットメーカーから「IoT技術を活用した生産現場の可視化・一元化・データ収集」のアプリケーションが出典されていました。
中でもパナソニック製「MOM:製造オペレーションマネージメント」では、ロボットの生産状況の見える化・一元管理はもちろん、集積したデータを活用するBIツールも備わっており、多くの来場者から注目を集めていました。
設備稼働状況や生産進捗情報を統合して工場全体の最適化・予防保全を目指すにあたり、これらのアプリケーションは欠かせません。
既にサービス開始されていますので、是非メーカーへご相談ください。