ロボット通信Vol.87 - 3Dビジョンセンサによるバラ積みピッキング -
2018.12.12
弊社で定期発行しておりますロボット通信についてご紹介いたします
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ロボットに関する様々な情報を発信しており多くのお客様にご愛読いただいております!
今回の内容は・・・
■■■ 3Dビジョンセンサによるバラ積みピッキング
■■■ 事前のリスクアセスメントと作業前ミーティングの実施を!
を紹介しております。
初めての方はぜひ一度目を通していただけたらと思います
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今月のトピックス:3Dビジョンセンサによるバラ積みピッキング
今回は、弊社への問合せが増加している「ロボットによるバラ積みピッキング」について簡単にですがご紹介します。
ロボットによるバラ積みピッキングとは、「箱の中にランダムに積まれた製品を、3Dビジョンセンサ(カメラ及びプロジェクター)により製品の形状・位置を個別に認識し、認識した位置データを元にロボットが製品を把持および箱からの取出しを行う作業工程」のことです。
バラ済みピッキングには、3Dビジョンセンサが欠かせません。その3Dビジョンセンサが世に出てからかなりの年月が経過しており、今では多くのメーカーが開発・販売を行うとともに、その機能(高速化、精度・使い勝手の向上など)を競い合っています。
いわゆる人でいうところの「目」の役割を担うものであり、この機能を追加することにより、「バラ済みピッキング+整列」、「バラ積みピッキング+検査」、「バラ積みピッキング+加工機投入」など、後工程を含めて1台のロボットで自動化が可能なケースも増えてきました。
「品種数が多くパーツフィーダーではまかなえない」など悩まれている企業様は一度検討してみてはいかがでしょうか。
▲FANUC製3Dビジョンによるバラ積みとKEYENCE製カメラによる良品検査
http://www.shoeitechno.co.jp/movie/
今月のつぶやき:事前のリスクアセスメントと作業前ミーティングの実施を!
12月になり冬の寒さも少しずつ厳しくなってきた今日この頃、製造業の皆様におかれましては年末年始工事の準備に忙しくされている時期かと思います。
長期の連休時は一度に複数の工事が行われることも多く、外注業者様を含め多くの人が工場を出入りすることもあり、はさまれ・巻き込まれなどの様々な災害が発生する可能性も高くなります。
工事前には事前にリスクアセスメントと作業前ミーティングを必ず実施し、危険を排除した作業工程にて、安全に工事を完了されることを祈っております。
年末年始工事に限らず日常の作業工程にも危険は潜んでいます。
産業用ロボットに安全柵や各種インターロックが設けられているか、つまずき・転倒のもとになるモノが足元に置かれていないか、床が油で滑りやすくなっていないか、モノのはみ出しや頭上に障害物がないかなど、普段何気なく見過ごしてしまいそうなところにも注意が必要です。
日常から作業前に周囲環境の確認を行い、必要があれば対策を忘れないでください。
どうぞ皆様「ご安全に!」。