ロボット通信Vol.77 - 力覚センサについて -
2018.02.13
弊社で定期発行しておりますロボット通信についてご紹介いたします
このロボット通信はメールマガジン登録を頂いているお客様や以前に名刺交換をさせていただいたお客様へ
配信させていただいております。
ロボットに関する様々な情報を発信しており多くのお客様にご愛読いただいております!
今回の内容は・・・
■■■ 力覚センサについて
■■■ 産業用ロボットの特別教育講習会
を紹介しております。
初めての方はぜひ一度目を通していただけたらと思います
また、配信ご希望の方は「お問い合わせ」フォームよりお申し込みをお待ちしております!
今月のトピックス:力覚センサについて
ものづくりの現場では、近い将来に迎えるであろう現場の労働力不足への対策として、人と同等の作業ができるロボットを求める声が非常に大きくなっています。
実際にそういった要望に応えるにはロボットのデフォルト機能では実現が困難であるため、「視覚」や「触覚」といった繊細な感覚をロボットに付帯させる必要があります。
その感覚器官の代替えとなる2D・3Dビジョンセンサーや力覚センサーなどの製品を各メーカーが開発しており、それらを活用することで限りなく人に近い作業をロボットに実施させることに成功しています。
そこで今回は「触覚」の代替え機能となる「力覚センサー」についてご紹介します。
「力覚センサー」は接触した物体に対してかかる力の大きさと方向を測定し、それをロボットにフィードバックすることが可能です。
それにより、ロボットが物体に対してかかる力と方向を制御することができます。
用いられる工程としては、バリ取り・倣い作業・嵌め込み作業など様々です。
また、第一精工㈱様の 「静電容量型トルクセンサ ESTORQ」を用いたロボットハンドでは、プリンなどの掴むことが困難な柔らかい物質を、形を崩さずに把持することにも成功しています。
他にも力覚センサーを用いた驚きのロボットハンドがあります。
皆さんも是非探してみてください。
今月のつぶやき:産業用ロボットの特別教育講習会
立春とは名ばかりで2月に入ってもまだまだ寒い日が続く中、皆様いかがお過ごしでしょうか?
2月後半にもなると、各企業が新年度に向けての準備を始めることも多いようで、この時期当社では「ロボット操作には資格がいるの?」との問合せをよくいただきます。
産業用ロボットの操作時には必ず労働安全衛生法に則り、「産業用ロボットの特別教育講習会」を受講する必要があります。
ロボットは便利ですが取扱い方次第で大変危険なツールになってしまいます。ご注意を!